1秒

1秒という一瞬先を読む災害防止策

1秒、2秒先を考えよ

1秒、2秒先を考えよと言われても、はて〜?。と思われるかもしれません。しかし、1秒、2秒先に潜む危険を、皆さんは意外と察知しているのです。ただ、あまり意識していないだけなのです。私たちが仕事をすると、どうしてもその部分だけに集中することがあります。これが意外と危険を招く要因にもなりかねないのはよくご存知だと思います。

例えば、子供が急な飛び出しするときがあります。子供にしてみれば、道路などに転がったボールを取りに行かなければならない、あるいは取りに行くということにのみに集中し他は全く無視してしまいます。子供にしてみれば考えている訳ではない無意識の状態であろうと思うのです。

それと同じことが、大人でも言えるような状態が生じる場合があると思うのです。それも慣れという無意識状態です。
例えば、電気屋さんは配線のケーブルなどを接続する時に電線の被覆個所にカッターなどを使用して、電線の接続に必要な部分のみ電線の被服を除去します。いわゆる皮むきの作業ですが、これが結構指を切ったり、時には腕を切ったりする事例が多いのです。硬い被覆個所の皮むきなどは本気で力を入れます。場合によっては自分のほうに引いたほうがむきやすい場合もあるのです。ナイフの使い方も慣れてくると怖いという意識が無くなり、その作業は無意識動作となり「もしも」の意識が無くなるときがあるのです。
しかし、ここ一番の作業時にこの「もしも」を意識すれば一呼吸はおくようになり、こうすればこうなるというほんの1秒、2秒先を考えることにより、防げる災害は増えてくると考えております。ナイフを使った作業だけではありません。社内での仕事や家庭でのくつろぎの場でも、一つ一つの動作に「ここ一番」というときが多々あるものです。

私は、社内での朝礼時によく言う言葉でしたが、「1秒、2秒先を考えれば防げる事故もある。」と。

ちょっとしたことがきっかけで引き起こされる事故や、逆に防げる事故があることを認識して欲しいのです。慣れてくればくるほど認識の度合いを高めて欲しいのです。

ある程度の経験や教育も必要です。また、繰り返し型の教育も必要です。設備にお金をかける必要は無いのです。

ただし、繰り返し型教育に受ける側からすれば、「うるさいなあ」とか「またかよ」といった感情が生じてくるものなのですが、この繰り返し型教育や指示のタイミングが大切で、自分からその意識が出てくればその大切さが分かるようになります。そして、その経験から後輩に指導していかなければならないという意識が出て来るものです。

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