死の意識は大切なものを守る

死を意識し始めた時から何かが分かってくる

というものは若い人はあまり感じないと思うのですが、年を重ねてくるといろいろと経験しというものが身近に感じたりするものです。また、体力的にも衰えを自覚せざるを得ない時もあります。

私もそうでしたが、若い頃はご年配の方々から「若いから元気だなー」と言われたものです。体力的にもある程度は無理が出来たと思います。何も無かったから良かったものの、今考えればゾッとする位怖くなるような事を平気でしでかしたものです。死を恐れないと言いましょうか、怖いもの知らずとでも言うのでしょうか。少なからず誰しもが経験することだと思います。若さの特権とでも言うべきなのでしょうか。

ただし、この若さの特権が怖いのです。ご年配の方々でしたら、若さゆえの怖さが実感としてお分かりいただけると思います。(他人様にご迷惑を掛けるとかの類とは違いますので、誤解なさらないで下さい。)

ある程度の人生の経験も積み死というものが意識され、また、自分自身の心身の健康のみならず家族を含めた大切なものを守る事が自覚されてくると、何かが見えてくるものです。
私は、20歳代後半の頃にある安全講習を受けた時の事ですが、ご年配の講師が自ら大病を患い、死を意識された経験を話されたことがありました。その講師は、死を意識すると見えてくるものがあるものだ、と話されたことが記憶にあります。また、活力にあふれた若者が“死を意識する”と言うことがどういうことなのかは理解できないであろうとも話されております。

話されていることは分かったのですが、当然のことながら私も若かったので死ということまでは実感はできませんでしたが、なぜか印象に残っている話でした。そして、私は今まで大病などしたことはないのですが、41歳の厄年を過ぎたあたりから、この話しが実感として分かってくるようになりました。そして、いろいろと考えるようになりました。頭で考えているうちは、まだしっかりと身についていないということも分かってきました。

簡単に安全と言いますが、されど安全の意味が、大切なものを守ると言う意識が芽生えてくると、心と身体のバランスが大切であることも分かってきます。

青空と道 しかし、この若さの特権が、企業にとっては活力の原動力になっていることも確かです。生き生きした企業は、若者たちも生き生きしています。指導者は自らも経験したこの若さの特権を、うま〜くコントロールすることが大切であろうと思うのです。

面倒を見るときは見る。突き放す時は鬼になっても突き放す。ご年配の方々や熟練者の経験と若さのエネルギーがぶつかり合いながらも融合し、活力ある企業作りを念頭に入れていただければと思うのです。

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